第5回生
安城更生病院 薬剤部長
杉浦 洋二さん
病院薬剤師激動の時代、そして生き抜くために役立ったもの
こんにちは。5回生の杉浦洋二と申します。皆さんは病院薬剤師がどんな仕事をしているか、ご存知でしょうか? 病気になったときに、医師が出した処方に従って薬を調合し、渡してくれる人というイメージかな。確かに私が病院薬剤師になった頃つまり平成という時代が始まった頃は、皆さんのイメージ通りの仕事でした。
しかし、その後の20年間で仕事は激変していきました。今では、薬剤師は病棟で医師、看護師と一緒に、入院患者さんのお世話をしています。ある時は患者さんに治療薬の効果や副作用について説明したり服用方法の指導をし、ある時は看護師さんに注射薬の投与方法などを指導し、ある時は医師と治療方針について意見交換したり薬の提案をしたり、しています。
私は平成10年くらいからの5年間、呼吸器内科の病棟で上記のような仕事をしていました。病院薬剤師として最も充実していた時期ですね。これ以外にもいろいろな仕事に関わりました。紙面の都合で割愛しますが、病院内のいろいろなところで薬剤師は活躍しています。万が一病院を訪れる機会があった際には、薬剤師がどこで仕事をしているかぜひ関心を持ってみてもらえると嬉しく思います。病院薬剤師が激変していった時代を私が生き抜いてこれたのは、母校で学んだ精神「達」のおかげでした。とても感謝しております。
2020/07/31